天然トラフグ「福とら」初水揚げ 相馬・松川浦漁港、今年も好調

 
漁船から水揚げされる天然トラフグ=1日午前、相馬市・松川浦漁港

 「常磐もの」の"新たな顔"として注目を浴びる天然トラフグのはえ縄漁が1日、相双沖で始まった。トラフグは独自ブランド「福とら」として出荷される。相馬観光の新たな目玉としても期待されており、漁は年末まで行われる見通し。

 相馬双葉漁協所属の漁船13隻が出漁し、昨年の初日を大幅に上回る1064キロを水揚げした。相馬市の松川浦漁港では午前11時30分ごろ、丸々としたトラフグが次々水揚げされた。この日は昨年同時期より高値の1キロ当たり2500~4200円で取引された。

 相双地区のトラフグの水揚げは近年急増しており、昨年9~12月は全国トップクラスの24.4トンに上った。全国的な注目も高く、初水揚げを視察した東京ふぐ料理連盟会長の真貴田雄一さん(70)は「水揚げの多さに驚いている。品質も最高級。流通経路が確立されれば、どんどん使いたい」と話す。フグはえ縄漁の操業委員長石橋正裕さん(43)は「福とらが、震災からの漁業復興の起爆剤になってほしい」と期待した。