農林水産被害36億円 記録的大雨1カ月、福島県14市町村で確認

 

 本県を襲った記録的大雨から3日で1カ月となった。県は2日、県内の農林水産業の被害状況(確定値)が36億9441万6000円に上ったと発表。会津を中心に県北、県中の14市町村で被害が確認され、被害額は前回公表(8月22日時点)から15億円以上増加した。

 農地や農業用施設などの被害は12市町村の計967カ所、27億3200万円に上った。喜多方市が704カ所、21億8000万円と最大で、西会津町が173カ所、3億1300万円で続いた。

 田畑など農地は453カ所で10億円超、ため池や水路などの農業用施設は512カ所で16億円超だった。農作物は主に水稲やソバなどで、被害面積は会津と県北の6市町村で計114.13ヘクタール、被害額は8892万円。喜多方市が83.81ヘクタール、6383万4000円と最も大きかった。会津の3市町村ではパイプハウスや電気柵など農業施設の被害が16件確認された。

 養殖場で魚が死ぬなど水産業にも影響が出た。

 全壊1棟、半壊3棟、全面通行止め5カ所

 県がまとめた住宅などの被害状況(8月31日時点)によると、住宅は全壊が1棟、半壊が3棟、一部損壊が6棟。14棟が床上、145棟が床下浸水した。非住家は107棟が被災。県管理道路は5カ所で全面通行止め、2カ所で片側交互通行となっている。