伝統を体験、曲げわっぱ作り 南会津巡るモニターツアー始まる

 
曲げわっぱ作りを体験する参加者=2日、南会津町

 南会津地方の魅力体験モニターツアー「曲げわっぱと藍染のお弁当旅」が2日、南会津町で2泊3日の日程で始まった。弁当箱となる木製の「曲げわっぱ」は檜枝岐村の伝統工芸品。初日は参加者が曲げわっぱの製作に挑戦し、奥会津の伝統工芸を肌で感じた。

 県南会津地方振興局が観光誘客の促進を目的に初めて企画。首都圏から12人が参加した。神奈川県から移住し、檜枝岐村で曲げわっぱの製造・販売や尾瀬の観光ガイドを担う尾瀬檜枝岐浪漫紀行代表の城健史さん(42)が講師を務めた。

 参加者は、加工された杉の木と桜の皮を使って製作に取り組み、作品を仕上げた。名前入りの曲げわっぱを完成させた東京都の会社員袁瑛(えんえい)さん(34)=中国出身=は「本当の日本に出合えた気がした。現代人が曲げわっぱを使うことはかっこいいと思う」と目を輝かせた。

 参加者は3日から、弁当の具材で使う「会津田島アスパラ」を収穫し、曲げわっぱの弁当箱を包む藍染めにも挑戦する。最終日の昼食に地元食材を使った特製弁当として楽しむ。