青春再び!県内OB熱く 郡山で東都大学野球、母校活躍に感激

 
中大のOB仲間らと共に試合を観戦する永山さん(前列左から3人目)

 東都大学野球秋季1部リーグは4日、郡山市のヨーク開成山スタジアムで2回戦3試合が行われた。第3試合の中大―駒大では、駒大の藤原涼雅選手(学法石川高卒)が先制の本塁打を放ち、大きな歓声を浴びた。球場には本県在住の各大学OBも数多く駆け付け、熱いエールで応援スタンドを盛り上げた。

 亜大の同窓会「青々会」県支部長を務める猪苗代町の渡部英一さん(70)は本県在住の会員約50人とともに、球場を訪れた。「大学2年の時に(亜大が)日本一になった時も球場で観戦した。福島で開幕した秋のリーグ戦でも優勝してほしい」と期待した。

 青学大OBで郡山市の会社員鈴木祐二さん(47)と、青学女子短大OGの妻貴子さん(47)はスクールカラーの緑色のポロシャツを着て観戦。貴子さんは「野球観戦の経験はほとんどないが、母校の活躍を生で見たかった。応援団の熱い応援にも力をもらった」と感激した様子だった。

 第1試合では春季リーグを制した亜大が日大に12―3で快勝した。第2試合では青学大が延長10回タイブレークの末、3―1で国学大に勝利。第3試合は駒大が中大を9―2で下した。

 3カード全てで対戦成績が1勝1敗となったため、5日にヨーク開成山スタジアムで3回戦3試合を行う。第1試合の亜大―日大は午前9時、第2試合の国学大―青学大は同11時30分、第3試合の駒大―中大は午後2時開始予定。

 92歳・永山さん、当時を重ね 70年前の中大エース

 球場には約70年前に東都大学野球リーグで活躍した中大野球部OBの永山喬三さん(92)=郡山市=も母校の応援に駆け付けた。「生きている間に古里で東都大学野球を見られる日が来るとは思いもしなかった。感無量です」と感慨深そうに語った。

 小野町出身の永山さんは、終戦直後に再結成された田村高野球部で野球を始めた。それまでバットやグラブを見たこともなかったというが、入部後に投手としての才能が開花。中大のコーチにスカウトされ、中大野球部の門をたたいた。

 中大では3年時の春季、秋季リーグにいずれもエースとして出場。「春も秋も優勝決定戦で負け、優勝を逃したことが今でも忘れられない」と振り返る。

 秋季リーグの本県開幕を知り「生で後輩たちを見たい」と球場まで足を運んだ永山さん。「選手時代のことを思い出しますね。夢を見ているみたいです」。後輩たちがグラウンドで躍動する姿を見つめながら、当時の自身の姿を重ねていた。