6社の主張出そろう 郡山爆発事故巡る訴訟

 

 福島県郡山市の飲食店「しゃぶしゃぶ温野菜郡山新さくら通り店」で2020年7月に起きた爆発事故を巡り、市が運営元の高島屋商店など6社に災害見舞金や避難所運営費など計約610万円の損害賠償を求めた訴訟で、いずれも請求棄却を求めている6社の主張が5日までに出そろった。

 各被告の準備書面によると、協同組合郡山エルピーガス保安管理センターは「腐食のある配管に想定外の力を加えたために配管が損傷してガスが漏えいした。工事関係者の行為が事故を引き起こさせた」と主張。芙蓉総合リースは「原告が原因として主張している事実は立証が不十分」、小西造型は「工事によって事故を引き起こしたのではない」、高島屋商店は「腐食によるガス管の開口や亀裂が事故の原因ではない」などと主張している。

 地裁郡山支部で4月22日に開かれた第1回口頭弁論では、伊東石油が「ガス管を定期点検する義務はない」、レインズインターナショナルが「店舗を運営する立場ではなく、監督する義務はなかった」などとする答弁書を提出している。

 次回は10月28日に3回目の争点整理手続きが行われる。争点整理手続きは少なくとも年内まで続く見通し。