只見-新潟「八十里越」福島県施工区間、26年度完成目標

 

 福島県は5日、只見町と新潟県三条市を結ぶ国道289号で不通区間となっている「八十里越(はちじゅうりごえ)」(延長20.8キロ)のうち、県施工区間の「入叶津道路」(同7.8キロ)の完成目標を2026年度とする方針を明らかにした。

 八十里越のうち、新潟県境の区間(同11.8キロ)について、国が直轄権限代行で整備を進めている。国土交通省が26年にも全線開通するとの見通しを示しており、県施工区間の工程も対応する形だ。

 公共事業評価委員会が同日、福島市で開いた会合で県が説明した。県によると、完成目標年度は標準的な工程を想定して設定した。用地取得の状況などにより変動する場合がある。

 八十里越を巡っては、山や谷で地形が険しく、県と国交省、新潟県が区間を分けて工事を担っている。本県側では1973(昭和48)年に事業が始まって以来、約半世紀にわたり地元が早期の開通を要望している。

 只見町から新潟県に直接向かう路線は国道252号のみで、冬期間は通行止めになる。

 災害時の広域避難や緊急物資の輸送経路確保などの観点から道路整備の必要性が強まっており、県は「新潟県との連携・交流の強化や不通区間の解消が図られるため、整備を進める必要がある」としている。