双葉町役場新庁舎で業務開始 11年5カ月ぶり帰還、復興再生へ

 
町役場新庁舎で訪れた人の対応に当たる職員=5日午前、双葉町

 双葉町は5日、町内のJR双葉駅前にある町役場新庁舎で業務を開始した。2011年3月の東京電力福島第1原発事故による全町避難から11年5カ月ぶりに役場機能が"帰還"し、職員が町の復興再生に向け決意を新たにした。

 双葉町は、町の特定復興再生拠点区域(復興拠点)が8月30日に避難指示解除されたばかりで、被災自治体の中で最も遅い帰還となった。伊沢史朗町長はその経緯を踏まえながら、職員に「戻って終わりというわけではない。帰還する人、移住してくる人が住んで良かったと思えるような環境整備に、地に足着けて取り組まなければならない」と訓示した。

 業務が始まった町役場には、町民や工事関係業者が手続きや書類の申請で訪れた。町役場の主要な機能は新庁舎に移したが、これまでのいわき事務所を「いわき支所」とするなど避難している町民が多い地区での行政サービスは継続する。

 新庁舎の住所は双葉町長塚字町西73の4。開庁時間は土、日曜日や祝日、年末年始を除く午前8時半~午後5時15分。電話は代表で0240・33・2111。