高レベル体感の3日間 東都大学野球、県内中高生らも運営携わる

 
グラウンド整備に取り組む実行委員長の大城さん(右)

 東都大学野球秋季1部リーグは5日、福島県郡山市のヨーク開成山スタジアムで3回戦3試合が行われ、本県での開幕カードを終えた。本県の野球関係者も3日間にわたって試合運営に携わり、盛り上がりを支えた。

 「福島の子どもたちに東都大学野球のレベルの高さを肌で感じてもらえたのではないか」。亜大OBで福島開幕実行委員長の大城宏之さん(65)はこう振り返った。

 球場では、県内の高校生や子どもたちがグラウンド整備をしたり、ボールボーイを務めたりした。大学トップレベルのプレーを近くで見てもらおうと企画し、初日の3日は聖光学院高野球部、4日は郡山リトルシニアなどの選手らが担った。

 5日は平日開催だったため、大城さん自らがトンボを手にグラウンド整備に汗を流した。「プレーを見た子どもたちがいつか東都大学野球で活躍してくれる日が来たらうれしい」と願った。

 福島での開幕カードは選手らにも刺激を与えた。青学大の佐々木泰選手(2年)は「福島を挙げて開幕戦を開催してもらい、お客さんも多く入っていてやる気が高まった。この勢いのままリーグを駆け抜けたい」と話した。

 東都大学野球連盟の大島正克理事長(74)は「復興の力になればと思い、福島での試合を企画した。これを機に再び福島を訪れる選手がいたら、地方開催の意義がある」と語った。

 5日に行われた3試合では、春秋連覇を狙う亜大が5―1で日大を下して2勝1敗とした。青学大は国学大に2―1で競り勝ち、中大は駒大を4―2で破り、ともに2勝1敗となった。