阿武急復旧費、福島県2億3700万円負担 総額の4分の1

 

 福島県沖を震源とする3月の地震で被災した第三セクター鉄道の阿武隈急行(伊達市)の復旧を巡り、事業者の負担を軽減するため、沿線自治体間での財政負担の枠組みが固まった。県は復旧費の4分の1に当たる2億3700万円を負担する。運休の間、同社が走行した代替バスの運行費と合わせ、2億4千万円を9月補正予算案に盛り込んだ。

 県によると、復旧費は総額9億4900万円。県のほか▽福島市、伊達市▽宮城県▽宮城県角田市、同県柴田町、同県丸森町―でそれぞれ4分の1ずつを負担する。

 県は国の財政措置が決まり次第、減額補正などの対応を取る方針だ。

 第三セクター鉄道の災害復旧費は制度上、国と沿線自治体が4分の1ずつ補助し、事業者が半分を負担する。ただ、阿武隈急行は2019年の東日本台風や昨年2月の本県沖地震でも甚大な被害を受けたことなどから、県は宮城県や沿線5市町と事業者の負担軽減に向けて協議を続けてきた。