大東大生が中間貯蔵施設視察、土壌処分「深く考えさせられた」

 
中間貯蔵施設を視察する大東大の学生=6日午前、大熊町

 福島民友新聞社と包括連携協定を結ぶ大東文化大の県内視察は最終日の6日、大熊町などで行われた。学生が中間貯蔵施設を視察し、保管後の土壌の処分などについて討議した。

 施設では、大型の土のう袋を水流で開いて土壌を処理する工程などを見て歩いた。旧サンライトおおくま付近の展望台から見渡し、広大な敷地が県内の除染で出た土壌で埋められていく様子を見つめた。文学部の山口慧莉子(えりこ)さん(2年)らは「2045年まで保管される土壌の行き先が決まっていない。土の処分についてどんな案が浮上しているのか、政府はどうしようと考えているのかなど、わがこととして深く考えさせられた」と話した。

 県内視察を終え、学生は3日間を振り返った。祖母が白河市出身という経営学部の野口翔生(しょうき)さん(3年)は「最も印象に残ったのは請戸小。津波の恐ろしさを目の当たりにした。校舎1階の床が抜けているさまなど現地に行かないと分からないことがある」と実地研修の重要性をかみしめた。

 視察研修は福島民友新聞社と大東大の連携協定に基づき2年ぶりに行われた。2~4年の学生や武田知己教授(伊達市出身)ら計14人が参加した。