ハス激減、白水阿弥陀堂「浄土庭園」 食害で地下茎腐敗...対策へ

 
食害などによるハスの減少が問題となっている白水阿弥陀堂「浄土庭園」の池

 いわき市の9月議会は5日、一般質問に入り、5議員が登壇した。

 市は、同市内郷白水町の国宝・白水阿弥陀堂で名所として親しまれている敷地内の池のハスが激減していることから、対策に乗り出す。食害や降雨の影響が考えられるとして、外来種の駆除やハスの定植を行う方針。議員側の質問に千葉伸一郎観光文化スポーツ部長が答えた。

 白水阿弥陀堂では、敷地内の浄土庭園の池の東南に多数のハスが植えられている。花が咲く7~8月には阿弥陀堂と一緒の光景が楽しめることから、多くの市民や観光客が訪れていた。

 しかし、昨年ごろから池のハスがほとんどみられない状況で、市が福島高専の教授と協力して昨年9月に調査したところ、地下茎に腐敗が確認された。

 市によると、池に多数生息する外来種のカメやザリガニのほかイノシシによる食害、降雨で池の水が増えたことで長期間にわたりハスの葉が呼吸できなくなった、などの可能性があるという。

 市はこれまでにイノシシ対策として電気柵を設置し、効果が出ている。今後は食害抑制のためにカメやザリガニの捕獲を検討する。また地域住民や小学校と連携してハスの育成や定植に取り組み、再生を図る方針だという。