野生鳥獣の捕獲増加、原発事故後の若松市内 ツキノワグマ4倍超

 

 会津若松市議会の9月会議は5日、一般質問に入り、7議員が登壇した。

 東京電力福島第1原発事故後、市内で捕獲される野生鳥獣の数が増加傾向にある。ツキノワグマの年平均捕獲数を見ると、原発事故前の2008~10年度は約7頭だったが、19~21年度は約30頭と4倍超に上った。議員の質問に室井照平市長が答えた。

 室井市長は捕獲頭数だけでなく、捕獲される獣の種類も増えていると説明。08~10年度にイノシシ、ニホンジカの捕獲はなかったが、19~21年度は年平均でイノシシ約54頭、ニホンジカ約10頭が捕獲された。

 鳥獣被害対策を巡っては、県会津地方振興局が管内の野生鳥獣の出没状況を集積している。室井市長は「今後、県と協議を重ねながら、データの活用方法を研究する」と述べた。

 市内では7月、クマに襲われたとみられる女性が死亡した。8月にはクマに襲われた男性が右の顎の骨を折る重傷を負った。