ブドウ盗難...畑、自分で守る 福島・東湯野地区、パトロール強化

 
ブドウ畑で防犯設備を確認するパトロールの参加者

 高級ブドウ「シャインマスカット」の盗難被害が発生したことを受け、福島市飯坂町東湯野地区の生産者や地元の防犯協会、福島北署などがブドウ畑の見回り強化に乗り出した。生産者は2人一組で夜間パトロールを実施しており、伊藤隆志JAふくしま未来ぶどう専門部会飯坂支部長は「盗難の常習化の傾向もあり、『自分たちの園地は自分たちで守る』という意識で盗難防止に努める」と話している。

 同地区では先月、2カ所のブドウ畑から未成熟のシャインマスカット計40房が盗まれた。ほかのブドウ畑でも盗難被害があるという。

 未成熟のブドウが狙われ、今後ブドウの収穫が本格化することから、生産者は先月、自主的に夜間パトロールを開始した。2人の都合の付く時間帯に、毎日継続している。

 同地区防犯協会は地区に回覧し、ブドウ畑の近くを走行する際は徐行で監視活動に協力するよう呼びかけている。福島北署も警戒を強化している。

 5日は同地区防犯協会や防犯指導隊、生産者、農振会、同JA、福島北署などが盗難防止広報パトロールを実施した。同署の呼びかけで、福島北地区防犯指導隊北信分隊も参加。青い回転灯がついた車両2台もパトロールに加わり、不審者や不審車両を見かけた場合の110番通報を呼びかけた。

 盗難被害に遭ったブドウ畑では、防犯カメラやセンサー、ネットなどの管理状況を確認した。