盲導犬同伴の踊りへの参加断る いわきおどり、市など対応謝罪

 

 いわき市は7日、今夏のいわきおどりで、主催した実行委員会事務局が盲導犬の介助を受けた視覚障害者の踊りへの参加を断っていたことを明らかにした。事務局を務めたいわき観光まちづくりビューローや市は対応に誤りがあったとして謝罪した。市が同日、市議会一般質問で明らかにした。

 市によると、8月8日にJRいわき駅前大通りで3年ぶりに行われた「いわきおどり」の当日、事務局に視覚障害者1人から盲導犬と踊りに参加したいとの申し出があった。事務局は大きな音や光の点滅で盲導犬に不測の事態が起きる可能性があるとし、参加を見合わせるよう伝えた。

 その後、この視覚障害者が所属していた参加団体からの問い合わせで事態が発覚。障害を理由とした差別の解消を目指す障害者差別解消法の考え方などに反するとして、市や事務局が8月19日に当事者らに謝罪した。その際、この視覚障害者は、盲導犬は専門の訓練を受けているため不測の事態は起きないと説明したという。

 5年前のいわきおどりで、視覚障害者が盲導犬と参加した実績もあったという。市の担当者は「他の夏まつり実行委とも情報共有し、今後は障害のある人も一緒に参加できる夏祭りを実施していきたい」とした。