「福島県内全域、効果波及を」 国際研究機構整備で秋葉復興相

 

 秋葉賢也復興相は9日、来年4月に発足する福島国際研究教育機構の整備を巡り、県庁で内堀雅雄知事と意見を交わした。秋葉氏は会談後、機構の設立効果について、報道陣に「浜通りだけでなく、県内隅々に波及効果が発揮されなければならない」と語り、県内全域への波及に向けた取り組みを16日にも発表する考えを示した。

 県が機構の立地候補地としてJR浪江駅西側の浪江町川添地区を提案したことを受け、政府は16日に開く予定の復興推進会議で立地場所を正式決定するとともに、波及効果を高めるための取り組みを打ち出す。

 会談は冒頭を除いて非公開。内堀知事は冒頭で「機構が成果を生み出し、その効果が自治体の垣根を越えて広範なエリアに還元されていくことが最も重要だ」と強調した。秋葉氏は内堀知事から立地候補地などについて意見を聞き取った。

 秋葉氏は会談後、国内外の研究者を機構に呼び込むための方策について「各省庁にまたがった壮大なプロジェクトであり、そうした面も議論して魅力あるものにしたい」と述べた。

 会談に先立ち、秋葉氏は浪江町の立地候補地を視察した。現地の印象について「JR浪江駅が近く、まとまった土地が確保できている」と語った。竹谷とし子復興副大臣が同行した。