奈良采女祭、霊慰める 郡山から3年ぶり親善使節団

 
玉串を受ける(右から)富田さんと桑島さん=奈良市・采女神社

 福島県郡山市と姉妹都市の奈良市で10日、奈良采女(うねめ)祭が開かれた。郡山市の親善使節団も3年ぶりに参加し、玉串をささげてうねめの霊を慰めた。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため規模を大幅に縮小して開催。秋の七草で飾った約2メートルの「花扇」が市内を練り歩く奉納行列や、猿沢池に花扇を投じる「管絃船(かんげんせん)の儀」は実施が見送られ、采女神社での花扇奉納神事に絞って開かれた。

 春日大社(奈良市)が神事を執り行い、巫女(みこ)が神楽を奉納した。品川萬里郡山市長、使節団長の塩田義智市議会議長、佐藤嘉秀郡山商工会議所常務理事、第58代ミスうねめの富田真央さん、桑島好加さんらが玉串をささげた。

 関係者は猿沢池の縁から花扇を投じ、うねめに思いをはせた。

 奈良采女祭は、約1300年前の奈良時代、帝(みかど)からの寵愛(ちょうあい)が衰えたことを嘆き、猿沢池に身投げしたうねめの霊を慰める伝統行事。両市は、うねめ伝説を縁に1971(昭和46)年に姉妹都市となり、交流を続けている。