県内景況、非製造業が悪化 製造業は2期連続改善 福島財務調べ

 

 福島財務事務所が13日発表した7~9月期の県内法人企業景気予測調査によると、全産業の景況判断指数は前期(4~6月期)から5.0ポイント下落のマイナス10.7となり、2期ぶりに悪化した。製造業は2期連続で改善したものの、非製造業は2期ぶりに悪化し、全体として下落幅が拡大した。

 製造業は17.3ポイント上昇の5.9、非製造業は13.8ポイント下落のマイナス17.2だった。製造業は半導体の部品不足がやや緩和され、新型コロナウイルス禍で抑制されてきた需要を取り戻す動きも見られ、景況感が改善しているとの声があった。非製造業は、宿泊費の一部を補助する県民割プラスなどの効果で宿泊需要が旺盛な一方、原材料やエネルギー価格上昇分を販売価格にできないとの声があった。

 全産業の先行きは10~12月期がマイナス7.4、来年1~3月がマイナス14.0を見込む。県庁で記者会見した財務事務所の小山禎道財務課長は「各種政策の効果もあって持ち直しに向けた動きが続くと期待されるが、原材料価格の上昇や供給面での制約による下振れリスクに十分注意する必要がある」とした。