JR郡山駅ホームで火災 物置場など焼く、けが人なし

 
(写真上)炎を上げて燃えるホーム上の建物=13日午後3時30分ごろ、JR郡山駅(読者提供)(写真下)JR郡山駅のホームに立ち込める白煙

 13日午後3時30分ごろ、福島県郡山市字燧田(ひうちだ)のJR郡山駅で「在来線ホームの間にある休憩室の方から炎が見える」とJR東日本の社員から119番通報があった。郡山署と郡山地方消防本部によると、ホーム上の物置場と隣接する乗務員詰め所の壁など合わせて約25平方メートルを焼き、約1時間後に消し止めた。けが人はなかった。

 同消防本部によると、物置場は在来線の2、3番ホームにあり、鉄骨造り2階建ての建物の外側に設けられている。建物の1階は関係者の休憩室、2階は物置として利用されていたという。物置場には塗料などが置いてあったという。

 JR東によると、出火当時、係員がホームにいた乗客を避難させ、初期消火に当たった。休憩室は、一般乗客が立ち入りできない場所にあるという。

 JR東によると、東北線と磐越西線、磐越東線、水郡線の上下線で一時運転を見合わせたが、13日午後5時10分ごろ、全線で運転再開した。上下線で計17本が運休し、5本が最大1時間30分遅れ、乗客約2750人に影響した。東北新幹線に影響はなかった。郡山署と同消防本部は14日午前9時から実況見分を再開し、出火原因などを調べる。

 煙立ち込め乗客避難

 煙が立ち込めた郡山駅周辺には消防車両が続々と駆け付け、辺りは一時騒然とした。在来線改札付近では火災報知機が鳴り響く中、ホームから避難した乗客や足止めされた多くの学生らが不安そうに消防隊員の消火活動を見守った。

 火災現場を目撃した50代男性は「最初は煙が高く上がっていたが、消火活動が始まると少しずつ建物が見え、出火場所を確認できた」と振り返った。矢吹町の専門学校生の女性(19)は「建物から黒い煙がもくもくと上がっていた。運転再開が遅くなるようなら、親に迎えを頼むしかない」と困惑した様子だった。

 駅に乗り入れる在来線はホームに停車できず、多くの乗客が一時車内から出られなくなった。磐越東線を利用して郡山駅前のアルバイト先に向かっていた三春町の専門学校生の女性(18)によると、列車は郡山駅に到着する2、3分前に停車した後、火災を知らせるアナウンスが車内に流れたという。女性は「1時間半くらいは身動きが取れなかったので開放されて安心した」と話し、急ぎ足で駅を出た。