旧統一教会絡み事実誤認、桑折の町議辞任 議会での発言を撤回

 

 福島県桑折町の岩崎久男町議(74)=共産党=は13日、辞職願を片平秀雄町議会議長に提出、同日付で受理された。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に絡み、一般質問の中で事実に基づかない発言をした責任を取った。これに先立ち、自らの発言に事実誤認があったと認め、発言を撤回した。

 岩崎元町議は1日、9月議会の一般質問で、町立保育所の民営化問題を取り上げた。その際に「知人から聞いた話」と前置きした上で、町内に新設される認定こども園を運営する社会福祉法人の理事長について、実名を挙げ、過去に旧統一教会の印鑑を高額で販売したと言及した。

 しかし、関係者に確認したところ、理事長が印鑑を販売した事実はなかったとして、5日の本会議で発言を撤回した。岩崎元町議は13日の本会議閉会後の取材に「事態を重く受け止め、責任を取る」と述べた。

 一方、斎藤松夫町議(80)=共産党=は13日、岩崎元町議に続いて1日に理事長に関連する一般質問を行ったとして、総務文教副委員長を辞任すると表明した。

 斎藤町議は町議会選出の公立藤田病院組合議会議員も務めている。13日の町議会本会議では、斎藤町議に組合議会議員の辞職を求める決議案が提出されたが、賛成少数で否決された。

 岩崎元町議の辞職に伴い20日告示、25日投開票の町長選と同日選で行われる町議補選は、欠員1から2に変更される見通しだ。