水素利活用、郡山市が独・エッセン市と協定 共同出展や企業交流

 
協定書を交わしたクーフェン市長(左)と品川市長

 福島県郡山市は13日、水素の利活用や産学官連携による新事業創出に向け、ドイツ・エッセン市と協定を結んだ。愛知県豊田市、フランスの49市町村で構成する「グルノーブル・アルプス都市圏」と10月にも同様の協定を締結する。郡山市は、4都市地域間で連携を強化することで、各地で開催される水素関連展示会への共同出展、ビジネスセミナーやマッチングイベントの共同開催など、企業や研究機関が相互に交流できる仕組みの構築を目指す。

 4都市地域は、いずれも欧州連合(EU)の国際都市地域間協力プログラムに採択されている。12月末までに水素の利活用、産学官連携による新事業創出の各分野に関するアクションプラン(行動計画)を策定し、来年から具体的な取り組みを進める。

 エッセン市のトーマス・クーフェン市長をはじめ、同市議会議員や大学教授ら約20人が郡山市を訪れた。13日に郡山市でセレモニーが行われ、品川萬里郡山市長が「次世代産業の創出や若い世代の交流を推進したい」、クーフェン市長が「さらに協力を進めていくための契機になる」とそれぞれあいさつし、協定書を交わした。

 セレモニーに先立ち、エッセン市の訪問団は安積高の代表生徒と意見を交わしたり、大島小の合唱部と音楽を通して交流を深めたりした。また、産業技術総合研究所福島再生可能エネルギー研究所を訪れ、水素関連の研究施設を視察した。

 10月13、14の両日には、エッセン市とグルノーブル・アルプス都市圏、豊田市の関係者が郡山市を訪れ、計画策定に向けて意見交換を行う予定。