葛尾でアート創作活動 東京の2人、9月23日から成果報告へ

 

 福島県葛尾村で人材育成や事業開発などを行う一般社団法人葛力(かつりょく)創造舎は、アートの力で村の地域振興を図るアーティスト移住定住事業に取り組んでいる。23日~10月10日、村内で創作活動に取り組むアーティスト2人の最終報告会を葛尾中の旧校舎で開く。15日、同法人が発表した。

 同事業は、村から委託を受けて2021年度から5カ年の計画で実施している。アーティストが村に滞在し、創作活動を通して地域の資源発掘などを行い、移住希望者に村の魅力をPRする「Katsurao AIR(カツラオエアー)」と、村の素材や文化、技術を生かしたワークショップ運営を柱に取り組んでいる。

 今年5月から、いずれも東京都在住の赤坂有芽さん、石川洋樹さんが月の半分程度を村で過ごし、創作活動をしている。

 報告会では、赤坂さんが村民へのインタビューを基にしたアニメーション作品を披露。石川さんは村民の動画を基に映像作品を制作しており、学校全体を使った演出を予定している。

 県庁で記者会見した同法人の下枝浩徳代表理事は「アート活動を通して、村の記憶を新しく来た人につないでいきたい。地域への愛着を育てたい」、同事業担当の上野莉歩さんは「活動を通して村民と外から来た人との交流の場を村内で増やしていけたら」と述べた。