モモ販売、初の60億円超 JAふくしま未来、ギフト向け伸びる

 

 JAふくしま未来管内の今季のモモの販売額(9月11日現在)が約61億5000万円に上り、初めて60億円を超えて過去最高となった。管内は5~6月の降ひょうで大きな被害を受けたが大玉で品質の良い実が育ち、ギフト向けなど高単価での販売が伸びたという。販売額は今後も増える見通し。

 数又清市組合長が16日、県庁で内堀雅雄知事に報告した。今季の販売額は2019年の55億8000万円を上回り、16年の合併後で最高となった。7月の需要期に大玉のモモを出荷できたことなどから、単価が高水準で推移したという。

 県内では降ひょうによって約12億9000万円の農作物被害があり、中でも福島市や伊達市など同JA管内のナシやモモの被害が大きかった。

 県やJAは収量・品質の確保に向けた技術指導や財政支援、傷ついた果実の販売促進などの支援策を講じ、生産者の取り組みを後押ししてきた。

 管内ではひょう害だけでなく、昨年の凍霜害や東日本台風、モモせん孔細菌病など毎年のように災害が重なり、生産者を苦しめてきた経緯もある。こうした状況の中、数又組合長は今季の販売額が初めて60億円を上回ったことについて「大変うれしい。単価に支えられ、福島県のモモの知名度がさらに上がった」と感慨深そうに語った。内堀知事も引き続きトップセールスに全力で取り組む考えを示した。