楢葉町、条件付き入札導入へ 職員・組織改善計画、議会に示す

 

 楢葉町は16日の町議会全員協議会で、相次ぐ職員の不祥事を受けて策定した「町職員・組織改善計画」を示した。町発注事業を巡り、公平性の向上を目的に来年度から、条件付き一般競争入札を導入する方針を打ち出した。意識、制度、組織の三つの改善を計画の柱とし、多角的に不祥事を未然に防ぐための取り組みを盛り込んだ。

 組織の改善策として、全職員を対象に所属長以外の幹部職員との定期的な面談を取り入れる。民間企業の社員らを講師に招いた外部研修も開催する。

 制度の改善では入札のほか、各課の職員の固定を防ぐため定期的な人事異動を実施する。

 職員の意識革改に向け、職員同士の気配りを徹底したり、中期的な視点を持って業務に臨むことを心がけたりするとした。

 松本幸英町長は「計画を着実に実行し、町民全体の信頼回復につなげていく」と述べ、不祥事根絶に全力を挙げる考えを強調した。

 町は、公金の横領や官製談合防止法違反など職員の不祥事が相次いだことを受け、4月に有識者らによる第三者委員会を設置。委員会は原因の究明や再発防止策を取りまとめ、8月に町に報告書を提出した。