福島県内の65歳以上57万8120人 高齢化率も過去最高32.9%

 

 福島県が19日の「敬老の日」に合わせて発表した推計人口によると、県内の65歳以上の高齢者(8月1日現在)は前年より1952人多い57万8120人で、過去最多を更新した。県人口に占める割合(高齢化率)も過去最高の32.9%(前年比0.5ポイント上昇)。県は、高齢者の元気な体や生きがいづくりによる健康長寿の実現に取り組む方針。

高齢化率は1950(昭和25)年の4.6%から上昇を続けている。15~64歳人口に対する65歳以上人口の比率(老年人口指数)は50年の8.0から右肩が上がりで、本年は前年を1.0ポイント上回る55.4だった。

 65歳以上の男性は25万4110人、女性は32万4010人で、女性の人口は65歳以上で男性の約1.3倍、70歳以上で約1.4倍、75歳以上で約1.6倍と年齢が上がるにつれ割合が高まる傾向にある。70歳以上の人口は44万1860人と県人口の25.1%を占め、4人に1人が70歳以上の高齢者となった形だ。75歳以上は28万9877人(16.5%)、80歳以上は19万4664人(11.1%)だった。

 高齢者の割合を市町村別でみると、飯舘村が68.6%と最も高く、金山町61.9%、昭和村55.4%、三島町55.1%、川内村52.5%の順となった。割合が最も低いのは富岡町の16.7%で、西郷村26.3%、郡山市28.1%、大玉村28.5%、鏡石町28.9%と続いた。この5市町村に須賀川市と本宮市を加えた7市町村が30%未満だった。

 県によると、原発事故で避難区域が設定された地域では、他市町村への避難に伴い推計人口と実数に隔たりが出る場合がある。県は2020年の国勢調査を基に高齢者の数を推計しており、昨年は国勢調査実施の翌年だったため、公表はなかった。