発祥の地、柳津初の赤べこ 地域おこし協力隊・伊藤さん完成報告

 
伊藤さんが制作した紅白の赤べこ

 「赤べこ伝説発祥の地」として知られる福島県柳津町で初となる、郷土玩具の赤べこが完成した。町にはこれまで工房がなかったが、町地域おこし協力隊員の伊藤千晴さん(32)が3年以上の月日をかけて制作した。

 伊藤さんと小林功町長が21日、県庁を訪れ、内堀雅雄知事に完成を報告した。

 町は技術者育成のため2019年6月、隊員として伊藤さんを採用。伊藤さんは野沢民芸(西会津町)で修業するなどして技術を習得、柳津町の仮工房で同町の赤べこ第1号を完成させた。

 完成した赤べこは紅白で、お尻の丸いフォルムが特徴。背中の模様は柳津の「や」を図案化した。今後は販売に向けて量産化などに取り組むといい、伊藤さんは「形になり、達成感がある。今の時代に良いと思ってもらえるものになれば」と話した。

 小林町長は内堀知事に、10月1日に再開通するJR只見線の会津柳津駅の駅舎を活用して工房をつくる計画を紹介した。来秋にもオープンする見込みで、伊藤さんは「新しい工房でも頑張りたい」と意気込みを語った。