裏磐梯活性化協に観光庁長官表彰 教育旅行プログラムなど評価

 
教育旅行プログラムのパンフレットを持って受賞の喜びを語る小山支配人(右)と皆川グループ長

 魅力ある観光地づくりへの優れた功績をたたえる第14回観光庁長官表彰に、福島県北塩原村の宿泊施設などでつくる「裏磐梯観光活性化協議会」が選ばれた。観光庁が21日に発表した。全国の6団体が選ばれ、東北地方では唯一の受賞となった。

 同協議会が進めるSDGs(持続可能な開発目標)を切り口にした小中学、高校生が対象の教育旅行プログラムや、旅先で働くワーケーション事業への取り組みが評価された。同村のグランデコリゾートでは脚本家の倉本聰さんが考案した「富良野自然塾裏磐梯校」、アクティブリゾーツ裏磐梯では食べずに捨てられる食品ロスを学習する「ロハス食育体験会」、五色沼探勝路では外来植物オオハンゴンソウの防除を学ぶガイド付きトレッキングなど、最先端の環境問題やSDGsの考え方を楽しみながら学べるメニューがある。

 協議会は、裏磐梯の雄大な自然を活用して新しいアイデアから誘客につなげていこうと2017(平成29)年に地域の有志で発足。裏磐梯グランデコ東急ホテルの小山徹支配人(53)、大和リゾート営業本部の皆川大樹教育旅行事業グループ長(45)=6月末までアクティブリゾーツ裏磐梯営業部長=が中心メンバーとなり諸橋近代美術館や小野川湖レイクショア野外活動センターなどと連携しながらプログラム開発に取り組んだ。

 アクティブリゾーツ裏磐梯での教育旅行の宿泊利用者数は、19年度は約2300人だったが、21年度は約1万1400人で、コロナ禍でありながら2年間で約5倍に増加した。小山支配人は「自然豊かな裏磐梯は、観光と環境の両方をテーマにしていくのに、ぴったりの場所。楽しみながら学べるプログラムをさらに充実していきたい」と述べ、皆川グループ長は「これまでの成果がたくさんの方に評価されてうれしい。SDGsの取り組みが誘客につながるような仕組みづくりを考え続けたい」と語った。