いわきの野菜果物 市内ローソン店頭に、青果店と連携...販路拡大

 
拡充した青果コーナーをPRする金沢オーナーと鈴木社長

 コンビニ大手のローソンは22日、いわき市の店舗で地元青果店が仕入れた野菜や果物の販売を始めた。県内初の取り組み。青果店と連携して野菜や果物の販売拡大を狙うとともに多様化する利用客のニーズに応える。

 実施店舗はローソンいわき小川店で、青果コーナーを拡充した。販売する野菜や果物は同市の青果店「八百清」が市中央卸売市場で仕入れて搬入する。品目や価格は八百清が決め、売り上げはいわき小川店と八百清で分ける。

 いわき小川店はこれまでローソンの物流センターを介して青果を仕入れており、取扱品目は10種類ほどだったが、この日はレタスやジャガイモ、巨峰、リンゴなど約30種類が並んだ。

 ローソンによると、地元青果店と連携した取り組みは、新型コロナウイルス禍で「内食」需要が高まり、自宅近くのコンビニで冷凍食品や野菜を買い求める利用客が増えたことを背景に2020年に九州で始まった。いわき小川店は青果の販売割合が高いなどニーズがあることから実施店舗となった。金沢直美オーナーは「高齢者や働く女性、主婦の利用を想定している」と話した。青果店にはコロナ禍で減少した売り上げを補うメリットもあり、八百清の鈴木大介社長は「コンビニの中に店を出したようだ」と期待を込めた。

 ローソンは年内に同店のほか、市内7店舗で実施する予定だ。ローソン営業本部東北営業部福島南支店の寺西智則支店長は「プロの目による鮮度管理が最大のメリット。県内に順次広げたい」と話した。