飯舘・復興拠点で準備宿泊開始 対象63世帯、初日の参加者なし

 

 飯舘村長泥地区の特定復興再生拠点区域(復興拠点)で23日、来春の避難指示解除に向けた準備宿泊が始まった。村によると、初日の参加者はいなかった。

 準備宿泊は、東京電力福島第1原発事故に伴い帰還困難区域となっている長泥地区の復興拠点186ヘクタールで実施される。対象の住民登録は63世帯200人(8月1日現在)。準備宿泊開始に伴う立ち入り規制の緩和は行われず、これまで同様に長泥地区に通じる道路にはゲートが設置され、立ち入るのに通行許可証が必要となる。

 復興拠点では多くの家屋が解体され残っているのは10軒。住民の多くは避難先で生活を再建しており、どれだけの住民が準備宿泊に参加するかは見通せない。

 準備宿泊開始を受け、杉岡誠村長は「宿泊者数に一喜一憂することなく、長泥の方の思いを受け止めながら地区再生に向けた施策に取り組んでいきたい」とコメントした。

 準備宿泊の受け付けなどの問い合わせは村づくり推進課企画定住係(電話0244・42・1613)へ。