東北市長会長に木幡氏選出 福島県の市長で初、副会長に三保氏

 
「東北の課題解決に取り組む」と語る木幡氏

 東北市長会は19日、山形市で総会を開き、役員改選で来年度の会長に木幡浩福島市長を選出した。本県の市長が会長に就任するのは初めてで、任期は来年4月1日から1年。

 会長は2018年度まで、慣例として東北唯一の政令指定都市である仙台市長が務めてきたが、19年度以降は東北6県の持ち回りに改めた。役員改選では木幡氏のほか、副会長に三保恵一二本松市長、常任委員に門馬和夫南相馬市長、実行委員に遠藤忠一喜多方市長、監事に白石高司田村市長を選出した。

 議事では、原発事故への対応や東日本大震災からの復興、新型コロナ対策など本県が提出した3件を含む8件の特別決議を採択。また本県が提出した安定的な電力供給体制の確保と電力料金の抑制に関する緊急要望も採択した。

 「東北独自の視点持つ」

 次期会長に就く木幡浩市長は「東北全体の要望をまとめて全国市長会につなぐ。必要に応じて独自の取り組みを進め、課題解決に取り組む」と意気込みを語った。

 ―会長就任の抱負は。
 「全国市長会長である立谷秀清相馬市長と連携し、課題解決に取り組む。東北地方固有の問題について状況に応じて全国市長会や国に働きかけていく」

 ―東北地方の課題は。
 「まず復興施策が大きな課題。災害が毎年のように発生している中、災害対策の強化も国に強く求めたい。災害時は全国の自治体から職員の応援をもらう。会長として災害発生時の迅速な応援体制を采配したい」

 ―人口減少への対応は。
 「全国的にみて東北地方は人口減が先行し、コロナ禍で一段と加速している。人口減、地域の活性化・存立に東北独自の視点を持ち、全国市長会と連携して国に働きかけていきたい」