桑折・旧伊達郡役所、年内復旧見通し クリスマス合わせお披露目

 
復旧作業が進められている桑折町の「旧伊達郡役所」

 本県沖を震源とする昨年2月と今年3月の地震で被災し、立ち入りができない状態が続く桑折町の国指定重要文化財「旧伊達郡役所」が、12月20日ごろに復旧する見通しであることが19日、町への取材で分かった。2度の地震で被災した町のシンボルが、約1年10カ月ぶりに復活する。

 町によると、旧伊達郡役所は昨年2月の地震で壁にひびが入るなどしたため、敷地内を全面閉鎖。今年3月から復旧作業に入る予定だったが、再び発生した地震で建物内の壁が剥がれ落ちるなど、被害が拡大した。4月から災害復旧保存修理工事を進めている。

 町は「クリスマスに合わせたお披露目を目指している。町民の憩いの場として、復旧後はコンサートなどのイベントを企画したい」と話した。旧伊達郡役所は1883(明治16)年に町有志の誘致運動で旧保原町から移された。和洋折衷の美しい総2階の建物が特徴で、1977年に国の重要文化財に指定された。