磐城高...「感動を届けたい」 全日本吹奏楽、金賞へ難曲で勝負

 
9大会連続22度目の出場となる磐城高

 第70回全日本吹奏楽コンクールは22日、名古屋市の名古屋国際会議場で開幕する。23日の高校の部には、本県から磐城が出場する。本番を間近に控え、佐藤光紀部長(3年)は「練習の成果を発揮し、感動を届けることができるような演奏で金賞を取りたい」と意気込んだ。

 磐城は、新型コロナウイルス感染の影響でコンクールが中止となった2020年を除き、9大会連続22度目の出場。顧問の橋本葉司教諭(63)は「今年は3年生が多く、バランスが取れている」と話す。

 課題曲は全5曲のうち、高校の部以上で演奏できる「憂いの記憶―吹奏楽のための」(前川保作曲)に挑戦する。課題曲の中で「5番」と呼ばれる難易度が最も高い現代曲だが、橋本教諭は「生徒の『磐城高は5番で勝負だ』という意向をくんだ」と理由を明かす。自由曲には、バレエ音楽の名曲「『ダフニスとクロエ』より若者たちの踊り、全員の踊り」(モーリス・ラベル作曲)を選んだ。橋本教諭は「磐城高の特色を出せる楽曲。しなやかな美しいサウンドを目指す」と話す。

 日頃の練習では、感染対策や活動時間などの制約を受けながらも、常に全国の舞台を意識して演奏の質を高めてきた。コンクールでは、前後半を通して最後の出番で「大トリ」を務める。佐藤部長は「全国の舞台で最後に演奏できることはうれしい。プレッシャーはあるが、最終演奏にふさわしい華やかな演奏を披露したい」と力を込めた。