震災からの心の復興語る 心理療法学術会議、福島県での開催初

 
シンポジウムで心の復興について語る安部さん(左)と瀬藤さん

 日本ブリーフセラピー協会の第14回学術会議福島大会が22日、福島市で始まった。本県での開催は初。全国から心理療法の関係者が集まり、震災からの心の復興について知見を共有している。23日まで。同協会と短期療法を学ぶ会・福島の主催。

 約60人が参加し、オンラインでも配信された。初日は本県復興をテーマにしたシンポジウムが開かれ、震災以降、子どもたちの心のケアに取り組んでいる安部郁子福島大大学院特任教授と瀬藤乃理子福島医大准教授が登壇した。

 安部氏は「震災で子どもたちの発達面に影響があった」と指摘し、子どもや親への効果的な支援を紹介した。瀬藤氏は震災時に起きた喪失感から少しずつ回復する力について解説。「人は今、何が起きているかを把握しないと心の痛みを理解できない」と語った。進行役に同協会の生田倫子理事長を交え、パネル討論も行われた。23日もシンポジウムが開かれる。