入院患者預かり金57万円紛失 矢吹の医療センター、金庫内保管

 

 県病院局は25日、矢吹町にある県立の精神医療拠点病院「ふくしま医療センターこころの杜」で、入院患者5人からの預かり金計57万円を紛失したと発表した。

 同局は白河署に相談しており、院内調査を進め、被害届を出すかも含めて対応を検討する。同センターは患者や家族に経緯を説明した上で、弁償する。

 同局によると、預かり金は、入院患者や保護者から委託を受け、センターが管理している。紛失した57万円は、ファスナー付きのメッシュケースに入れ、金庫内に保管していた。同センターは今月、前身の県立矢吹病院から引っ越し作業を行った。8日に事務部執務室内の引っ越しも行い、現金を新しい金庫に移したが、18日に職員が金庫内を確認したところ、紛失に気付いたという。

 金庫には公印やリース車両の鍵なども入っていたが、紛失が確認されたのは預かり金のみだった。金庫の鍵は管理職2人が保管しており、日中は施錠されていなかった。現金が入ったケースは、金庫内のさらに施錠された引き出しに入っていたという。

 25日に県庁で記者会見した同局の高橋英子次長は「再発防止と、安心して受診、療養できる施設を目指す」と述べ、現金保管の運用方法などを見直す考えを示した。