非公開を一転「公開視野」 風評対策有識者会議巡り秋葉復興相

 

 秋葉賢也復興相は25日の閣議後記者会見で、東京電力福島第1原発事故の風評被害対策を検討する有識者会議を巡り、報道陣に非公開で開く方針を示していた今後の会合について、一転して「公開を視野に検討する」と述べた。

 有識者会議は今月3日に公開で初会合が開かれたが、17日の第2回以降は「有識者から忌憚(きたん)ない意見をいただくため」(秋葉氏)として非公開となった。

 秋葉氏は会見で、再び公開を視野に入れた経緯について「(非公開とした対応方針に関し)記者からさまざまな意見があり、さまざまな報道があった。(報道陣は)議論の詳細について高い関心を持っている」と述べた。一方、各会合は有識者2~3人が効果的な情報発信の在り方を発表する形式にしているため「公開が前提となれば説明内容を変更する必要があるという有識者もいる」と説明。年内に複数回開く予定の会合のうち、どの会合を公開にするかは明らかにしなかった。

 復興庁は来年1月をめどに、有識者の提案を踏まえ、政府の効果的な情報発信手法を報告書にまとめて政府内で共有する。復興庁幹部は報告書に基づき広報の在り方を見直すかどうかは各省庁の判断に委ねる方針を示していたが、秋葉氏は会見で「関係省庁の取り組みの充実が図られるよう復興施策の司令塔として働きかけていく」と強調した。