飯舘産花...「エコ」なお届け G&ECO、電動三輪バイクで実証

 
花を積んだ電動三輪バイクにまたがる花井さん

 太陽光発電システムなどの販売を手がけるG&ECO(ジーアンドエコ、東京都)は28日、飯舘村で、二酸化炭素(CO2)の排出量を減らす「脱炭素」に向け、農家が電動三輪バイクで収穫した花を輸送する実証実験を始めた。

 小島盛利社長(41)が東日本大震災と東京電力福島第1原発事故後、村の支援に取り組んできた縁で、脱炭素の観点から村の農業支援につなげようと実施。初回は、村内の花卉(かき)農家花井由貴さん(37)が協力した。

 実証には、太陽光で発電した電気をためる蓄電池で走る電動三輪バイクを使用する。花井さんが、バイクに取り付けた木箱に収穫したカスミソウ約20本を積み、農場から約2キロ離れた出荷先の村内の道の駅へと運んだ。同社は今回の取り組みを花井さん以外の農家にも広げていく計画だ。

 出荷後、花井さんは「普段はワゴン車で花を出荷しているが、電動三輪バイクならCO2を排出せず、ガソリン代もかからない。農業分野のエコな取り組みがほかの農家にも広がってほしい」と話した。小島社長は「車は地方での生活に欠かせない。エコな農業の観点から、地域課題の解決や農業支援に取り組んでいきたい」と語った。