国産ワクチン工場、23年8月にも稼働へ 新型コロナ、南相馬整備

 

 医薬品受託製造のアルカリス(千葉県)は来年8月にも、南相馬市の下太田工業団地に整備しているワクチン製造工場の稼働を一部で開始する。工場では、遺伝物質メッセンジャーRNA(mRNA)に特化したワクチンを製造する。mRNAは新型コロナウイルスワクチンで注目される先端技術で、工場の稼働により国産第1号のmRNAワクチンが本県から生産されることになる。30日、同社が明らかにした。

 原薬製造施設とワクチン製剤施設の一部が来年7月に完成する。全ての製剤施設が稼働するのは2026年。原薬の年間最大生産量は5キロの見通しで、10億回の接種分に当たるという。

 来年8月から製造が見込まれるワクチンは「レプリコンワクチンARCT―154」。同社によると、投与量が少なく、安全性の高さや保存期間が長いなどの特長がある。

 同社は明治ホールディングス傘下の「Meiji Seika ファルマ」(東京都)と連携して生産供給する。