起業家の成長支援、浪江駅前に拠点開所 建築家・隈さんデザイン

 
(写真上)JR浪江駅東駐車場に開設された「ナミエシンカ」(写真下)「ナミエシンカ」のワークスペース棟

 浪江町は、起業家らの成長を支援するコワーキングスペース「ナミエシンカ」をJR浪江駅東駐車場に整備し、31日に開所した。東京電力福島第1原発事故からの再生が進む町で、地域に根差した仕事から世界を変えるビジネスまで、浪江だからこそできる復興や地域課題解決に取り組む人々の活動をサポートする。

 アウトドア大手のスノーピーク(新潟県三条市)が提供するトレーラーハウス「住箱」を活用し、浪江駅周辺の再開発を手がける建築家の隈研吾さんがデザインした。住箱は4棟あり、管理棟、会議室棟、ワークスペース棟2棟をコの字形に配置し、中央に県産材を使ったデッキスペースを設けた。本年度中に交流棟も増設する。

 町の再開発で計画する交流施設が整備される2026年度ごろまで設置する。町から起業人材支援事業の委託を受ける住友商事(東京都)が統括運営する。スタッフが常駐し、事業化支援、起業家らの垣根を越えた連携、地域住民との交流などを図る。

 31日、現地で開所式を行い、吉田栄光町長が「ビジネス交流の拠点、人口交流の場として復興と移住定住を進め、浪江のシンカに期待したい」と述べた。

 会員登録すれば誰でも無料で利用できる。仕事や会議などさまざまな目的で使え、電源やWi―Fiを完備する。時間は平日の午前10時半~午後5時半。問い合わせはメール(info@namieshinka.jp)で。