風評対策の有識者会議、一転公開 復興相「記者の関心が高い」

 

 秋葉賢也復興相は1日の閣議後記者会見で、東京電力福島第1原発事故の風評被害対策を検討する有識者会議を巡り、2日に開く第3回会合を報道陣に公開すると表明した。当初は10月3日の初会合を除き非公開とする考えを示していたが「議論の詳細について記者の関心が高いことを踏まえた」などとして運営方針を一転した。

 有識者会議は年内に複数回開かれる予定で、秋葉氏は第4回会合以降についても「基本的に公開する方向で考えたい」と述べた。公開の方針に転換した理由として「改めて構成員(有識者)に確認した結果、議論の内容をリアルタイムで公開した方がいいと決断した」とも述べた。

 有識者会議の開催を巡り、これまでに秋葉氏は「公開が前提だと説明内容を変更する必要があるという有識者もいる」と説明し、一部の有識者の意向も踏まえたとして同17日の第2回会合は非公開とした。一方、報道陣は、風評払拭に向けた効果的な広報の在り方に関する有識者の提案は広く発信が求められるとして、公開するよう申し入れていた。

 秋葉氏はこの日の会見で「風評・風化対策の強化に向けて立ち上げた会合で、もともとオープンで行った方がいいとは考えていた」と当初から公開が念頭にあったと主張した。

 有識者会議は広報の専門家ら9人で構成し、各会合は有識者2~3人が発表する形式で開かれている。復興庁は来年1月をめどに、有識者の提案を踏まえ政府の効果的な情報発信手法を報告書にまとめる方針。