室屋さん「来季こそ参戦」 エアレースへ準備万端、福島でトーク

 
トークステージでレースへの思いを語る室屋さん

 福島県福島市を拠点に活動するエアレースパイロット室屋義秀さん(49)が率いる「レクサスパスファインダーエアレーシング」は5日、同市大笹生のふくしまスカイパークでファンミーティングを開き、室屋さんがトークステージやエアショーを通してファンと交流した。

 約800人が来場したトークステージで、室屋さんはトヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」とつくる新しいチーム体制で臨んだ今季の活動を報告。来季に向け「レースシリーズ(開催)はどうなるか分からないが、レースに向けて準備はできている。この(チーム)状態を維持してレースに参戦していきたい」と意気込みを語った。

 今季は参戦予定だったエアレースの新たな国際大会「エアレース世界選手権」が、新型コロナウイルスの感染拡大や世界経済の状況を受けて8月に中止が決まり、3年ぶりの参戦はかなわなかった。室屋さんは「新たな体制で集中して準備してきたので、心が折れかけた」と当時の心境を語った。

 その中でも来季に向けた意欲を高めてくれたのはチームのメンバーだとし、室屋さんは「下を向かずに進んで行こうと声をかけられ、切り替えられた」と仲間に感謝した。

 来季は国際大会が中止となることも想定し、国内でエアレースを楽しむ場をつくることも視野に入れており、室屋さんは「国内でのエキシビションの実施も考えながら、ファンの皆さんにレースを見てもらえる場をつくっていきたい」と語った。

 デモフライトも披露

 この後、室屋さんはレース仕様の機体に乗り、実際のエアレースコースを想定したデモフライトを披露。レース時の速度でスカイパーク上空を飛行すると、会場からは歓声が上がった。来場した福島市の和田明君(11)は「速度も出ている中で、回転したりしてすごくかっこよかった。これからも活躍してほしい」と声を弾ませた。