尊徳の教え、人づくりに 相馬で全国報徳サミット

 
パネル討論で地域づくりなどについて意見交換する立谷市長(左)ら

 江戸時代後期の農政家、二宮尊徳を顕彰する第27回全国報徳サミット相馬市大会は5日、相馬市で開かれた。基調講演やパネル討論が行われ、参加者が尊徳の教えを生かした人づくりやまちづくりを考えた。

 尊徳ゆかりの相馬、南相馬、浪江、大熊、飯舘の県内5市町村と、栃木県、茨城県などの自治体から関係者約600人が参加した。

 東日本大震災後の相馬市の歩みをテーマにした基調講演では、立谷秀清相馬市長が、復興に向けた取り組みの根底には、尊徳の報徳思想の根幹ともされる「至誠」の思いがあったと説明。尊徳の教え「推譲」の精神に富んだ支援が寄せられたことにも感謝し、「今後はいただいた支援に報いることが大切だ」と述べた。

 立谷市長がコーディネーターを務めたパネル討論では、杉岡誠飯舘村長、須藤茂茨城県筑西市長、川俣純子栃木県那須烏山市長、高橋昌和神奈川県秦野市長が、子育て支援や産業振興など地域づくりについて意見交換した。「信頼し合うことができる心豊かなひとづくり」「次世代が希望を持てるまちづくり」に努めるとする大会宣言も決議した。