双葉町合併70年祝う 1年遅れで式典、和合亮一さんが記念詩

 
双葉町についてつづった記念詩「双葉の丘へ」を発表する和合さん

 昨年4月に町村合併から70年を迎えた双葉町は5日、同町中野地区の町産業交流センターで記念式典を行った。出席者は先人が積み上げてきた歴史と歩みを振り返るとともに、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興、再生に向けて誓いを新たにした。

 町は1951(昭和26)年4月、県内のモデル合併町村第1号として旧新山町と旧長塚村が合併し、標葉(しねは)町として誕生。56年4月に双葉町に改称した。70年代に福島第1原発が立地すると、飛躍的な発展を遂げてきたが、2011年3月11日の震災と原発事故で全町避難を強いられた。今年8月30日には特定復興再生拠点区域(復興拠点)の避難指示が解除。約11年5カ月ぶりに町内で居住ができるようになり、復興への歩みが進んでいる。

 式典は、避難指示解除後の町内で開催するため1年間遅らせて開催し、関係者ら約90人が出席した。徳永修宏副町長が「復興への課題は複雑多岐にわたるが、町民の皆さまとともに双葉町の未来を切り開いていく決意だ」と式辞、平岩邦弘副町長が70年の歩みを紹介した。町勢発展などに貢献した功労者表彰も行った。福島市在住の詩人和合亮一氏が70周年を記念した詩「双葉の丘へ」を発表、最後に出席者全員で万歳三唱した。会場では、標葉せんだん太鼓の上演など記念アトラクションも行われた。