全日制特色選抜21.6% 23年春の福島県立高入試、前年度比微増

 

 県教委は7日、来春の県立高校入試のうち、前期選抜の特色選抜の募集定員枠を発表した。全日制は全定員に占める特色選抜の定員割合が21.6%(前年度比0.1ポイント増)となった。

 全日制は定員1万2160人のうち、特色選抜は2630人だった。

 定員割合に変更があったのは10校で、近年の特色選抜の志願者数や、志願してほしい生徒像の変更などを考慮して決定した。

 10校のうち安積、勿来、ふたば未来学園、小高産業技術は前年度より5~10%増加。福島北、郡山東、郡山北工、若松商、会津西陵、原町は同5~20%減少した。

 前年度の5%から10%に上昇させた安積の担当者は「選抜機会を複数設けようと枠を広げた。勉強や部活動など、さまざまな場面で頑張っている人材を確保したい」、10%に増やした勿来の担当者は「福祉コースを導入するため福祉に興味のある人材を獲得したい」、45%に増やしたふたば未来学園の担当者は「志願してほしい生徒像に新しい枠を取り入れた」と説明した。

 一方、30%に減らした福島北は「募集定員を満たさない傾向が続いたため」、8%に減らした郡山東の担当者は「志願してほしい生徒像を運動、文化の部活動に熱心に取り組んだ人に絞ったため」と理由を挙げた。

 来春は統合校5校が開校する。各校の割合は、伊達(統合前の現校名は梁川、保原)が40%、二本松実(同二本松工、安達東)の機械システム、情報システム、都市システムの各科が25%、生活文化科が10%、白河実(同白河実、塙工)の全学科が50%、会津農林(同耶麻農、会津農林)の全学科が20%、南会津(同南会津、田島)が40%とした。

 特色選抜の募集定員は5~50%の範囲で各校が設定するが、学校や学科の特性に応じて50%以上にすることもできる。体育科から名称変更した田村のスポーツ科は前年度に引き続き80%を維持した。

 県教委は、新型コロナウイルスの影響により大会で実績を残せなかった志願者に考慮し、志願してほしい生徒像について、大会実績や資格取得で出願要件を限定しないようにした。

 出願受け付けは来年2月3~8日、出願先変更は同9~13日、学力検査および面接は3月3~7日に行われる。合格発表は同15日。

 定時制16.8% 連携型、ふたば未来は30%

 定時制は全定員440人に対し、特色選抜の定員は74人。全定員に占める割合は16.8%(前年度と同じ)となった。

 地元中学校の生徒を優先的に受け入れる連携型選抜の募集枠については、相馬総合とふたば未来学園が各30%、白河実の機械、電子の各科が30%、南会津が40%に設定した。

23年度県立高校全日制前期選抜の特色選抜募集定員枠