飯舘に企業消防隊誕生 菊池製作所が結成、手薄な平日の防災強化

 
新しく配備された小型ポンプ車を背に、地域防災に向けて気持ちを新たにした関係者ら

 金属製品製造などを手がける福島県飯舘村の菊池製作所福島工場に企業消防隊が結成された。村内で企業消防隊が結成されるのは初めてで、地域の消防活動に参加する。9日、村から消防資機材が引き渡され、出席者が地域防災に向けて気持ちを新たにした。

 村によると、村消防団員の多くは村外で働いているため、平日の日中などの防災体制の強化が課題となっていた。企業消防隊の結成により、地域で火災が発生した場合の迅速な初期消火活動などが期待される。消防隊は従業員10人程度で構成する見込みで、災害発生時には、避難者誘導などの対応にも当たる。小型ポンプ付き積載車1台、消防車庫1棟、防火服6着などが配備された。

 同日、杉岡誠村長が同社の斎藤政宏取締役福島工場統括工場長に消防資機材を引き渡した。杉岡村長は「企業消防隊の結成は村民の安心につながる。関係機関と連携し、村民の生命や財産を守るための活動の担い手として尽力してほしい」とあいさつ。斎藤統括工場長は「火災や災害発生時に迅速に対応できるよう訓練に励み、村を守っていきたい」と意気込みを語った。

 赤石沢伝村消防団長、佐々木弘光南相馬消防署飯舘分署長が同席した。