県内景気「緩やかに持ち直し」7カ月連続維持 日銀福島

 

 日銀福島支店は11日発表した10月の県金融経済概況で、県内景気について「新型コロナウイルス感染症の影響が和らぐ中、半導体不足の影響も和らいでおり、緩やかに持ち直している」との総括判断を7カ月連続で維持した。

 項目別では、半導体不足の影響が緩和し、自動車部品などで増産の動きが見られることから生産を引き上げた。

 個人消費は、9月の主要小売業販売額が前年同期比0・2%増とほぼ横ばいながら、10カ月連続で前年を上回った。新型コロナの感染者数が減少傾向にあったため、コンビニエンスストアやドラッグストアの売り上げが伸びた。家電大型専門店の販売額は11カ月ぶりに前年同期を上回ったが、スマートフォン新機種の価格上昇が主な要因だった。

 県内主要観光施設の入り込み客数は、教育旅行や個人客が好調で前年同期比138・7%増だった。新型コロナの感染者数は再び拡大傾向にあるが、宿泊施設では全国旅行支援の効果で首都圏からの個人客が増えており、団体客も一部で戻りつつある。

 福島市で会見した清水茂支店長は「全国旅行支援の需要喚起や、新型コロナの水際対策の緩和によるインバウンド需要の回復などが観光に良い影響を与えていた」と述べた。