学福高チーム一丸、年間初V 手作り電気自動車の省エネレース

 
初の年間総合優勝を果たした学法福島高エコラン研究部

 学法福島高のエコラン研究部が、手作り電気自動車の省エネレース「2022ワールド エコノ ムーブグランプリ」最終戦の鉛蓄電池部門ジュニアクラスで優勝した。同校は今季4戦あるグランプリレースのうち優勝2回、2位1回の成績を収め、初の年間総合優勝を果たした。ドライバーで2年の菅野志竜(しりゅう)さん(16)は「チームでつかんだ優勝。みんなにありがとうと言いたい」と喜びをかみ締めた。

 レースは、同一規定のバッテリーを使用して2時間でどれだけの距離を走れるかを競う。千葉県成田市で5日に行われた最終戦には全国から9チームが出場した。同校は1周約1キロのコースを2位に4周差をつける48周した。

 8月の第1戦で優勝し、9月の第2戦では2位に入った。10月には進学に備えるため3年生が引退し、新チームでの挑戦が始まった。清野真一顧問は「新チームは3年生のために優勝するという気持ちが高く、チームワークがとても良い」と話す。

 最終戦のコースは高低差があり、カーブも角度があるのが特徴。新チームは、先輩たちが残したコースの加速ポイントやコーナーの入り方などのデータを見て研究した。車体もコーナーでのタイヤの可動域を増やし、空気抵抗を受けにくくなるよう改良を進め、最終戦に向け調整を重ねてきた。レース中、ドライバーにタイムを報告するナビゲーターの斎藤快さん(16)は「たくさんの準備をして臨み、良い結果を残すことができた。3年生に良い報告ができてうれしい」と笑顔を見せた。

 チームは2連覇に向け新たな車体造りを進めている。菅野さんは「チームで協力して車体の改良をし、必ず今年よりもいい結果を残したい」と意気込んだ。