「松明あかし」3年ぶり有観客 須賀川、夜空焦がす17本

 
夜空を焦がす松明あかし=12日午後7時5分、須賀川市

 福島県須賀川市伝統の火祭り「松明(たいまつ)あかし」は12日、同市の翠ケ丘公園五老山をメイン会場に、3年ぶりに有観客で行われた。各団体が制作した松明17本が燃え盛り、鎮魂の炎が秋の夜空を焦がした。市などでつくる実行委の主催。

 祭りは、須賀川に攻め入った伊達政宗勢と須賀川城主・二階堂家の合戦で命を落とした人々を弔うために始まったとされ、約400年以上の歴史を持つ。

 新型コロナウイルス禍で一昨年、昨年とも松明1本を立てて関係者のみで行ったが、今回は複数本の松明が五老山に立ち並んだ。

 大東中の松明に火を付けた海老沼碧(あおい)さん(3年)は「燃える松明を見ることができ、今まで頑張ってきたかいがあった。伝統の祭りに参加できてよかった」と話した。