郡山・朝日が丘が過去最高の全国2位 全日本合唱小学校部門

 
情景を想像させるハーモニーで大阪府教育委員会賞を受賞した朝日が丘=13日、堺市・フェニーチェ堺

 第75回全日本合唱コンクール全国大会小学校部門は13日、堺市のフェニーチェ堺で行われ、郡山市の朝日が丘が金賞を受賞、全国2位に相当する大阪府教育委員会賞に輝いた。昨年の全国3位(所沢市長賞)を超える過去最高の成績を収めたことに合唱部員たちは歓喜し、顧問は「100点の演奏」とたたえた。

 大会は全日本合唱連盟などの主催。全国39団体が出場し、日本一に相当する大阪府知事賞は黒沢尻北(岩手県北上市)が選ばれた。

 「緊張よりも、広いステージで歌える幸せが勝った。すがすがしい気持ち」。朝日が丘合唱部長の吉田かほさん(6年)は受賞を聞き、仲間と喜びをかみしめた。

 2019年の初出場から3大会連続3度目となる金賞に選ばれたほか、日本人作曲家の作品を歌った団体から選ばれる特別賞のカワイ出版賞も受賞。二重の喜びとなった。

 空に真っすぐ伸びる、ヒマワリのような歌声を届ける―。合唱部33人が今年掲げた目標だ。

 誰もが認める底抜けの明るさが魅力の部員たち。「やる気と元気はどこにも負けない」と高橋久美子顧問もうなずく誠実な姿勢で演奏に磨きをかけてきた。4~6年の学年別に3人一組となり、年齢に関係なく歌唱の感想や意見を部員同士で伝え合って合唱に昇華してきた。

 課題曲に選んだ「躍るミュージアム」(みなづきみのり作詩、大田桜子作曲)は、誰もいなくなった夜の博物館を恐竜の化石や仏像、絵画の人物が自由に歩き回る物語。幻想的で不思議な情景や登場人物の心情を意識したアルト、ソプラノ、メゾソプラノの3パートによる美しいハーモニーの醸成を心がけた。吉田さんは「本の一ページをめくるような楽しさをみんなで歌い上げることができた」と胸を張った。

 おととしの金賞に始まり、3位、2位と年を経るごとに階段を上っている。「最後まで前向きに、元気に頑張ってくれた」と部員に拍手を送った高橋顧問。大舞台で伸びやかな歌声を響かせ、大阪の空に33人の大きな花を咲かせた。