自転車...「施錠は確実に」 福島県内で盗難被害、前年比3割増

 
チェック表を使って施錠の確認をする福島署員ら

 県内で自転車が盗まれる被害が相次いでいる。県警がまとめた今年1~10月末の自転車盗の認知件数は667件で、前年同期より約3割増加した。盗まれた自転車の半数以上は無施錠だったほか、中高生らの被害が全体の約7割を占めているのが特徴だ。県警は被害防止に向けた取り組みを進めている。

 「鍵は付けている? 1個では危ないよ。ワイヤの鍵と二重に付けて盗まれないようにね」

 福島市の福島交通飯坂線曽根田駅南駐輪場で4日午後、福島署員や福島地区防犯指導隊腰浜分隊員が通学で自転車を利用する中高生らに、啓発チラシや盗難防止に有効とされるワイヤ製の鍵を配布し、鍵を二つかける「ツーロック」を呼びかけた。そのほか「自転車施錠確認チェック表」も自転車に取り付け、確実な施錠を促した。

 同署管内の被害は10月末現在、全県の約2割に当たる132件。前年同期比で約5割増え、約6割に当たる77件は無施錠だった。

 同署によると、被害は中高生を中心に利用者が多いJR福島駅周辺が目立つ。特に3年ぶりに新型コロナウイルス感染対策に伴う行動制限がなかった夏場の被害件数が多いことから、感染状況が落ち着いて人の動きが活発になったことが要因の一つと考えられるという。松川剛生活安全課長は「施錠さえしていれば、被害を防げることが多い。確実な施錠をお願いしたい」と訴える。

 被害防止に向け、県警生活安全企画課は「施錠の防犯効果は非常に高い。どこでも自転車から離れる際の確実な施錠が重要」としている。

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