ヘチマスポンジで環境問題考えて 美里の団体、種から製品化

 
ヘチマスポンジのPRについて話し合う希来里の職員ら

 会津美里町のNPO法人希来里(きらり)は今月から、種から育てたヘチマを加工したスポンジの販売を始めた。脱プラスチックや持続可能な開発目標(SDGs)に貢献できるスポンジとして、同法人は「身近なところから環境問題について考えてほしい」と積極的に加工、販売に取り組んでいる。

 同法人によると、一般的に使われる化学繊維でできたスポンジは、使い続けるうちに細かく砕けてマイクロプラスチックとなり、生活排水に紛れ込んでしまう。一方、ヘチマスポンジは自然素材で洗剤も少量で済み、捨てる際も土に埋めて還元できる。ヘチマはスポンジ以外にも食用や、節電や日差しを遮る「グリーンカーテン」にもなるという。

 スポンジは同法人の共同作業所「希来里」で利用者や職員らが製作した。春先に種をまき、収穫や乾燥、皮むきなどにも携わった。今年は約40本の苗から200個ほどのヘチマが収穫できたという。斉藤喜代治理事長は「利用者の新たな仕事として、少しでも環境問題に貢献していければ」と期待を込める。

 スポンジは同町の美里蔵にある販売所「きらり」で販売されている。1個200~500円。カッターナイフなどで好みの大きさに切って使うこともできる。

 問い合わせは同法人(電話0242・54・6689)へ。