飛行艇型ドローンで深海底観測 世界初、南相馬の企業が成功

 
深海底の観測に成功した飛行艇型ドローン(スペースエンターテインメントラボラトリー提供)

 ドローン開発などを手がけるスペースエンターテインメントラボラトリー(福島県南相馬市)は、海面に着水した飛行艇型ドローンが、水深千メートルを超える深海底の観測に成功したと発表した。同社によると、世界初という。

 観測実験は8~11日に相模湾で行い、海面のドローンと、水深1300メートルの海底音響基準局との音響通信などに成功した。

 海洋調査は船やブイが主流だが、コストが高く調査場所までの移動に時間がかかるなどの課題がある。ドローンを投入することでコスト削減と移動時間の短縮が図られ、地殻変動や海洋プラスチックの調査の進展が期待されるという。

 東大、横浜国立大と共同で研究開発を進めている。金田政太社長は「深海の解明に向けた第一歩になる。今回の成果を基に、地殻変動観測などに役立てていきたい」と述べた。